1.教員インタビュー
本学女性教員に聞いてみました!
先生になられているほどだから、
私たちと違うすごい中高生だったのかな?
電子システム工学部門 教授 大柴 小枝子
専門分野:通信・ネットワーク工学, 応用光学・量子光工学, 社会システム工学・安全システム, 計測工学
理系に進んだきっかけは?
ー子供の頃に月食で赤くなった月がとても不思議で、強く興味を持ちました。それで、自然現象についての法則を学ぶために物理学科に進みました。 物理学といっても広いのですが、光に関する学問である光学を専攻し、光を使った通信の研究を行っています。どんな女子中高生でしたか?
ー祖母が和裁の仕事をしていた傍らで、自分の服作りに熱中する毎日でした。自分で設計し創りだすことの面白さを経験できていたと思います。 運動は大学になってから体育会系弓道部に所属しました。 昼休みも放課後もハードで勉強との両立がたいへんでしたが、時間を有効に使うことなど、多くのことを学べたと思います。理系を目指す女子中高生への
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ー「自分は何に向いているのだろうか」の答えは、「自分は何が好きか」の答えと一致すると思います。
自分の好きなことなら夢中になれるし、苦しい時も頑張れる。理系が好きなら、是非、目指してください。
生体分子工学部門 教授 亀井 加恵子
専門分野:構造生物化学, 機能生物化学, 生物分子科学
理系に進んだきっかけは?
ー私達が子どもの頃は大気汚染がひどく、夏には毎日のように光化学スモッグ警報が出されました。 警報が発令されると校庭に赤い旗がたてられ、校庭で遊んでいる子供達は教室に戻らなければなりませんでした。 進路選択の時、化学のせいで大気が汚染されるけれど、公害を無くすのも化学の力だと考えたのがきっかけで、化学科への進学を決意しました。 実は、文章を書くのがとても苦手というのも、理系に進んだ理由でもあります。どんな女子中高生でしたか?
ー特に目立つようなところは無く、普通の生徒だったと思います。ピアノを習っていて、学校から帰ると、毎日ピアノの練習をしていたのが思い出に残っています。理系を目指す女子中高生への
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ーノーベル賞に輝いたiPS細胞や青色発光ダイオードのように、革新的な技術によって世界を変えることができるのは、理系の力です。
また、エネルギー問題、病気、環境問題など、人類を脅かすいろいろな問題を解決できるのも理系の力だと信じています。
そこまで大げさに考えなくても、理系はとってもおもしろい!! 理系の仲間に加わって、理系を楽しみましょう。物質工学部門 准教授 吉田 裕美
専門分野:分析化学, 機能材料・デバイス
理系に進んだきっかけは?
ー小学校の時に、漢字、国語の教科書の本文、九九を覚えるのに、とても苦労して、 それ以来、暗記物が大嫌いになりました。それに対して、数学や理科などは筋道を立てて考えるのでとても面白く、それで理系に進みました。どんな女子中高生でしたか?
ー陸上部でしたので、クラブ活動一色でした。体力の限界まで追い込まれるようなハードさで、 記録が出たり出なかったりすることに、一喜一憂する青春の日々でした。理系を目指す女子中高生への
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ー理系といえども、ここぞの時には体力が大事なので、ぜひ、体を鍛えておいて下さい。
あと、重い物を持ったりすることなど、男性に頼らず、できるだけ自分でするように心がけてください。
建築学部門 助教 北尾 聡子
専門分野:建築構造・材料
理系に進んだきっかけは?
ー理科の実験が好きというよりは、数が好きでした。 理系というよりは、数を利用して、物事を理解する事に興味がありましたので、 経済学部などの世の中の動向を数で表現する事にも興味を持っていました。 そこで、理系の中でも社会学的な要素も多い建築学の分野に進んで行きました。どんな女子中高生でしたか?
ーほぼ毎日朝7時からの朝練と放課後のクラブ活動をしていました。 これは中学1年から高校3年まで、6年間継続していました。勉強は、あまり厳しい事を要求されない学校でしたので、 自分の好きな勉強分野だけ一生懸命していました。また、卒業後ずいぶん経ちますが、 今も、中学高校とのつながりを大切にしています。理系を目指す女子中高生への
メッセージをお願いします
ー理系というと実験をする分野と想像されることが多いかと思いますが、
私達のような建築学の分野は理系にありながらもその修学領域は多岐にわたります。
理科系の基礎的な科目はもちろんですが、それ以外にも興味の持った事はとことん調べて面白がった方が、
自分の能力を格納しておく引出しを沢山作ることができると思いますよ。
言語・文化部門 准教授 竹井 智子
専門分野:ヨーロッパ語系文学