液取(大型)

 

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4-1 容器の取扱法を知る

 

密閉型の大型容器は直結して充てんする場合がある.

容器上部には様々な弁が装備されている.あらかじめ容器の取扱法を熟知しておく.(例:液体窒素取出し弁,ガス放出弁,加圧弁など)

また容器接続部分のネジ規格を知っておく必要がある.

 

 

 

 

 

4-2 フレキシブルホースをはずす

 

貯槽に向かって左側が,直結充てん兼用の汲み出し口.右側は使わない.

液取ノズル部分を,ネジをゆるめることで,金属フレキシブルホースからはずす.(右図の位置)

ホース部分は変形しやすい.ネジ部分以外に力を加えると破損する.

 

 

 

低温ではネジがきつく締まっている.温度が上がるのを待つ.

素手で低温部分を扱わない.

 

 

4-3 接続ジョイントを用いてつなぐ

 

容器との接続するには異径ジョイントが必要な場合がある.いく種類かはキャビネット内に保管してあるので,適合する物を用いる.

 

 

 

容器に接続する.

 

4-4 充てん開始

 

まず,容器の放出弁が開いていることを確認.

これを忘れると系が密閉状態となり,大変危険!!

貯槽の液取出弁(L-6a)を,少しづつ,静かに開けて液体窒素を取り出す.配管や金属フレキシブルホース,容器内部が十分に冷えきるまでは,暫くガス状態で出てくる.

容器内部の温度が低くなるまでは,液化窒素は内部で気化し続ける.常に容器の圧力計を確認しながら弁を調節する.

容器内の液化窒素を使い切っていなければ冷却時間が短くなり,充てんはずっと早くすむ.

充てんが終了するまで,傍を離れずに監視し続ける.

 

  4-5 充てん終了

 

必要量を充てんした後,貯槽の液取出弁を閉める.

接続部分の温度が上がった後,ジョイント部品をはずし,ノズルを元通りフレキシブルホースに装着する.

しっかり締めないと液漏れを起こす.

ノズルを専用スタンドにもどす.(右図)

本貯槽は液取り専用の特別仕様となっている.通常の液取出作業においては,液取出弁以外の弁類を絶対に開閉しないこと.

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