クリーンルームの構成
8号館中央のエレベータまたは階段で地下へ降りたところにあります。
クリーンルームの構成は右図のようになっています。
セキュリティおよび安全の確保の観点から、クリーンルームの入退室において、
指静脈認証による入室・退室チェックを行っており、最初の入室時に登録が必要です。
クリーンルームを初めて利用される方は、入退室管理(SEE)システム登録票に必要事項を記入の上、
事務局までご連絡ください。登録の予約時間を決めておけば、約5分程度で登録が完了します。
クリーンルームでは、クリーン度を保つ(粒子を持ち込まない)ためや、閉じられた空間での
安全確保のためなどで、以下のルールを遵守していただく必要があります。クリーンルームへ入室する前に、
必ず目を通しておいてください。ルールが守られていない場合には入室禁止措置をとる場合があります。
(以下の下線のある青字をクリックし、リンク先を確認してください)
- ・クリーンルーム内の装置を使用する場合には、機器予約システムによる予約が必須です。
- ・クリーンルームへの入り方を守ってください。
- ・クリーンルームへの物の持ち込み方法を守ってください
- ・薬品の取り扱いを守ってください
- ・避難経路の確認を行ってください
このページのトップヘ
クリーンルーム利用の課金制度
・課金の方式
以下の2種類の課金を設定しています。
料金の種類 | 費用充当対象 | 負担費用 |
1. 基本料金 | 主に手袋・マスクなどの消耗品費 | 100円/日・人 |
2. 装置使用料 | 主に材料費(ガスのみ)、ユーティリティ費、必須保守費 | 下表 |
装置使用料 (2024年4月1日更新)
分類 番号 | 機器分類 | 機器 番号 | 機器名 | 装置使用料 (円/時間) |
1 | フォトリソグラフィー装置 | 1-1 | MIKASA アライナ | 130 |
1-2 | 両面マスクアライナ | 230 |
1-3 | キヤノン アライナ | 100 |
1-4 | 有機ドラフト | 140 |
2 | 成膜装置 | 2-1 | RFスパッタ装置 | 560 |
2-2 | 電子ビーム蒸着装置 | 100 |
2-3 | 実験用熱蒸着装置 | 100 |
2-4 | TEOS-CVD装置 | 720 |
2-5 | 卓上スパッタ装置 | 320 |
3 | ドライエッチング装置 | 3-1 | Siディープ エッチング装置 | 1,650 |
3-2 | 化合物半導体エッチング装置 | 8,180 |
3-3 | 簡易プラズマ処理装置 | 680 |
4 | 洗浄・ ウエットエッチング装置 | 4-1 | 酸ドラフト | 250 |
5 | 熱処理 |
5-1 | 急速アニール炉 | 450 |
5-2 | 小型拡散炉 | 100 |
6 | 評価装置 | 6-1 | 高分解能走査電子顕微鏡 | 750 |
6-2 | 段差膜厚計 | 490 |
6-3 | レーザー顕微鏡 | 100 |
6-4 | 卓上SEM(EDX) | 130 |
7 | 分析装置 | 7-1 | X線光電子分光装置 | 140 |
7-2 | 高精度X線回析装置 | 220 |
・徴収方法
利用者の支払い責任者宛に、各月の基本料金および装置使用料をお知らせし、3ヶ月ごとに費用振替で精算いたします。
・修理費について
ほとんどの装置で修理費は利用料金に含まれておりません。
そのため原則として、経年劣化による故障は、利用者の使用時間比率に応じて修理費用を負担していただきます。
操作ミスによる故障は、原因となった使用者(の所属)にて修理費を負担いただきます。
<ご参考>
・クリーンルームおよびクリーンルーム内の機器・装置を維持・運営するためには、多額の費用が必要です。
具体的には、クリーンルーム維持のための空調関連設備維持費、装置利用のための材料費、ユーティリティ維持運営費、
装置の修理やオーバーホールなどの維持費、机や棚などの備品費、クリーンウエア、手袋、マスクなどの消耗品費などが
必要です。また、将来的には、新規機器・装置の導入の費用も考えていく必要があります。
基本的に、これらの費用は利用者による負担となります。
・現在は、2019年3月までの文部科学省「科学技術試験研究委託費 先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入
支援プログラム)」による共用化支援費用の活用により、利用者負担が軽減された課金となっております。
このページのトップヘ