【ディジタルホログラフィ】


通常の写真では、3次元物体を撮影しても2次元画像として記録・表示されるだけですが、ホログラフィ(holography)は3次元物体をあるがままの状態で記録する技術です。例えばホログラフィで記録した物体を見るとき、少し右から見るのと少し左から見るのとでは、本当に物を見るときのように見え方が変わってきます。ホログラフィには物体を記録するステップと記録した物体を再生するステップがあります。通常の写真では、前者はカメラでシャッタをきりネガフィルムを作製することに対応し、後者は現像したネガフィルムを直接見るか焼き付けたプリントを見ることに相当します。ホログラフィではネガフィルムに対応する記録板をホログラムと呼び、また照明には干渉性の強いレーザを用います。下の図は、(a) 黒く示された3つの物体(object)にレーザ光(plane wave)を照射してその後ろに出来る干渉縞(ホログラムパターン)をホログラム(hologram)に記録するステップと、(b) 記録されたホログラムにもう一度レーザ光だけを照射すると物体像(image)が見えてくるステップを模式的に表したものです。



ディジタルホログラフィ(digital holography)は上述の像再生過程を観測したホログラムパターンを用いてコンピュータ内部で処理するものです。
ホログラムパターンはCCDカメラなどの電子機器で観測しますので、通常のホログラフィのようにホログラム現像などのオフライン処理を必要としません。また、再生像は波動光学(wave optics)の基礎式を用いて求めますので、計算機処理で必要とする情報を得ることができます。



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