昔の「今日の一言」


2011.12.19 【TV放映】

 共同研究先の血の滲むような努力の結果が「TBS 夢の扉+」(全国ネット,スポンサーはDocomo)で放映され,本当に嬉しいです.日本の技術力は,大企業ではなくて中小・中堅企業の努力の結果であると言っても過言ではないでしょう.授業で言っているように,学生諸君にはこれを知ってもらいたいです.

 以下に,本学での撮影現場の写真を幾つか掲載します.


 (左) 社長殿にβチタン製自転車の写真を見せてもらうT君
 (右) βチタンパイプの引張試験の撮影風景

 (左) なぜか笑うS君 (右) Mのインタビュー待ちに疲れたY君(Zz)

2011.10.27 【特集−日中疲労シンポ】


左:観光地で(銅像かと思ったら人間),右:麻婆豆腐腐発祥店で(阪大の先生と一緒)


左:おばさんの指導による九塞溝写真,右:九塞溝の湖



左:初めてのまずい料理,右:中国新幹線の実機試験風景

 先週は,第2回日中疲労シンポジウムでの発表のため,研究室の中国人留学生丁君と劉備元徳の都,成都へ行ってきました.北京とは異なり,京都的な匂いがしました(ごみが無い).成都南の市場や,茶店(昔風)での緑茶(中国的には結構高いはず),麻婆豆腐腐発祥店での食事(麻婆豆腐腐だけでなく,私にはこれ以上の料理は恐らく世界中探してもない),最終日に丁君と屋台で飲んだこと(櫛肉うまい)などが,とても印象的でした.

 ツアーで世界遺産の九塞溝へ行きましたが,マリンブルーの美しい湖や湖底に沈む幻想的な白い木樹(炭酸カルシウムのせい,腐らない)に(同時にまずい食事にも)強い印象を得ました(中国にまずい食事があることを初めて知った.観光地はそんなものか).

【Delay】
 最も強い印象は,飛行機のdelayでした.まず,九塞溝へは,朝3時起きで成都空港へ行き,6:40の飛行機で7:20に到着のはずでした.ところが,実際に飛んだのは,前日の季節外れの積雪もあり10:10で,さらに九塞溝空港到着の直前に引返しました.朝が早かったので寝ていて,起きたら元の成都空港でした.

 結局,九塞溝空港到着は13:30でした.本当は,世界遺産「黄龍」へも行くはずだったのですが,キャンセルとなりました(残念).

 もう何もないだろうと思っていましたが,世の中は甘くないのです.帰りの成都−上海便が90分delayでした.丁君のおかげで,上海到着後,関空便の出発35分前にチェックイン(本来,45分が限界)できて帰国できました.

 彼がいなければ上海一泊でした.最初はビビりましたが,状況判断が成都空港でできた後,それはそれで少々期待していました(話のネタにもなるし).

 私以外にも,今回の国際会議で中国が堪能な(当たり前か)丁君にお世話になった日本人研究者は多数です.しかし,関空から京都への乗り合いタクシーで,丁君一言「精神的に疲れました」.

【情】
 今回の会議で得た最大の収穫は,全員ではないと思いますが,中国の人が「情」に厚いことを肌身で感じたことでした.

@丁君のご両親も,わざわざ成都まで来られ,私もお会いしました.もう1人チベット族の,日本への留学生が会議に参加していたのですが,彼女のご両親は北京まで飛行機で,そこから成都へは列車で50時間かけて(飛行機高い)会いに来られたそうです.

A成都の市場で,丁君が最寄りの地下鉄駅をおばさん集団に聞いたら,全員一度に説明を始めました.面白かったのは,6名の内,1名は違う方向を指差していました(多数決で判断?).

B九塞溝で丁君と写真を取ってもらおうとしたら,おばさんが撮影方向を強く指示してくれました.

C帰りに成都で上海行きの飛行機が遅れた際,地上勤務の女性に,「どうしたらよいか」と聞いたら,別の1名がよって来て,その上,英語が得意な1名を呼び出して相談してました.
 3名の内,2名は「とにかく上海へ行って,私たちと同じ人(地上勤務の人)に相談してください」との回答でした.面白かったのは,残り1名は「北京に飛んで,そこから関空へ行ってはどうですか」と言ってました(それは無理).質問者的には,先のおばさん合議制と同じで,適宜判断を要するようでした.それでも中国人の女性は,意見を持っているという意味で魅力的でした.

 中国女性は強いですが,少なくとも外国人には優しいです.6月の北京でもそうでした.(良くない)日中戦争敗戦後,日本人残留孤児も,彼女らのお陰で生き延びたのかもしれないと思います.それにしても,印象深い旅行でした.

2011.06.26 【特集−Ti-2011】


左から,@国会会議中心,A共同研究先の部長殿とご満悦の森田,BS君と森田(背景は長城)

 6/19〜25まで,第12回チタン世界国際会議(Ti-2011)に修士2年嶋村君(S君)と参加しました.

6/19
 京都駅から学生と「はるか」で予定通り関空到着.予定10:00発(NH159)が,北京空港混雑のため,1時間10分遅れで出発.13:25北京空港到着(時差1時間).

 重い荷物を抱え,北京空港からタクシー乗車.当初,空港関係者と結託した白タクに300元ふっかけられる(本来110元+高速料金のはず)

 結局,空港関係者の斡旋で,正規タクシーと200元で妥協.空港関係者に「その場で払え」と言われるも完全拒否.その理由:空港関係者が一部懐に入れるのを見逃さず.恐らく50元程度は賄賂.日本円では700 円程度だが中国感覚では3000円.この点,中国のやり方は日本人としていただけない.
 その場で払わない事に,タクシー運転手も文句なし.その理由:空港関係者に渡さなければならないの賄賂分を自分が取得できる.結局,太ったタクシー運転手はもうけたはず.面白い!

 ホテル到着後,登録のため会議場へ向かうも,「国際会議中心」(写真@)と「北京会議中心」を森田勘違い.徒歩2時間で目的地に到着.中国大きすぎ.S君,30℃超の炎天下,スーツで重いコンピュータ抱えて歩く.かなり迷惑だったはず.森田は,時々思い込みで間違えを犯す(勘弁して下さい).

 夜,地下鉄で学生と街に出る.庶民的な店に強引に入る.北京ダックなど食べた.頼みすぎて,2人とも半分残す.それでも合計180元程度.ボーイにチップを渡す(中国庶民!).

6/20
 ホテルで朝食後,会場へ向かう.結局,期間中,学生と一度も朝食を食べず.一日中,会議に参加.夜は,2人でウエルカムパーティーに参加(写真A,ただし部長殿と森田の写真).

6/21
 ホテルで朝食後,学生と会場で待合せ.午前中は会議に参加.昼食後,森田天安門・故宮へ行く.学生はホテルで発表練習.

 故宮の印象は,「単に巨大なだけで雑過ぎる」.結局,暑中,故宮を入口から北端まで往復3時間歩く(だから,大き過ぎるって).

 帰りには,公安(警察官)がついてきた.タバコを吸うために座ると,公安も止まってすぐ後ろにいた.森田はそんなに怪しいのか?だいたい,そんなに公安は暇なのか.

 また,どんだけ中国語で道聞かれたか.札をコンイにしろとか,タバコくれとか,ライター貸せとか,その他意味不明のこと言われる.中国は「ゆるさ」が好きになったけど,そんなに森田は中国人的か?(そんなになじんでいたのか,未だに不明.)

 中華料理は最高!(味が深いので).夕方,一人で近くの「唐人街(イズミヤみたいな所)」で麺類を食べ,長城ワインを買ってホテルで飲む.しかし,ラーメンだけは日本の方が相当上だった.

6/22
 一日中,会議参加.午後,学生発表.発表は成功.聴衆も講演時に増え,多くの聴衆がスライドをバシバシ写真撮影(学生は有名人?).夜は,2人で「唐人街」で食事買う.森田の部屋で祝杯.非常に安上がり.

6/23
 午前中,会議参加.午後,一人で換金のため街へ行く.盥回しの末,結局,中国銀行で換金.1.5時間を要したが,対応が遅いことに怒る中国人女性,暇すぎて歌い始める中国人,歩き回るやつ等を目撃し,極めて興味深し.ちなみに,空港で両替すると数分程度.それにしても学生を連れて行かなくて良かった.

 夜,学生とレセプションに参加.なぜか,「幸運の大雨」が降る.

6/24
 学会主催ツアーに学生と参加.共同研究先の部長殿と再会.中国人のマイノリティーのガイド好きになる(話がうまい.彼氏は東京でIT関係の仕事).長城へ行く(写真B).

 前日の「幸運」のストームにより長城は晴々.15:00ごろ北京市内へ戻る.学生はホテルへ.森田は天壇へ.ちなみに,前日に長城へ行った先生いわく,「霧で何も見えなかった」そうな.

 長城から帰ってから,学生は体調不良のためホテルへ,森田は天壇へ行く.帰りに,ショッピングモールでお土産購入.「のだめカンタービレ」の,「のだめ」のような店員と遭遇.性格がすこぶる良く,その上,頭も良かった(森田の生活状況を言い当てた).「のだめ」としばし歓談後,淡水真珠購入(結局,乗せられたのか?恐るべし).

6/25
 S君のアドバイスで,地下鉄+コミューターで空港に到着(安い,早い).14:20発(NH160)定刻通り出発.18:20関空着定着.しかし,帰国後の「はるか」では,事故のため80分遅れて京都着(なんでやねん).

6/26
 溢れるメール.対応不可.

2009.08.28 【巨大設備】
 昨日は,K電力南港発電所へ,ファイブロの藤井先生,岡野先生,私の研究室の中原君および安田君とともに,超音波診断に行ってきました.200 mの高さのFRP製煙突の実地調査でした.ついでに一番上まで登らせてもらいました.さすがにちょっと怖かったです.

 写真を数枚載せておきます.


左から:超音波探傷中の安田君,直径5mの配管,高さ200mの煙突


天辺からの景色(遠くにWTCが見える)


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