角田研究室

 

角田研究室 設計の100ヶ条

角田研究室における設計の心構えを掲載しています。

 

1.曖昧な言葉、具体的でない言葉で説明してはいけない。

 

2.人間中心の建築になっているか?

 

3.行ってみたい空間になっているか?

 

4.メリハリのある図面表現になっているか?

 

5.色でごまかした表現になっていないか?

 

6.各図面相互の表現に雰囲気のバラつきは無いか?

 

7.その案のいったい何が面白いのか?

 

8.”遠投力”のある提案(アイデア、形、空間)になっているか?

 

9.長く人に愛される建築になっているか?
そのためには何が必要かを考えているか?

 

10.説明している言葉と形が乖離してないか?

 

11.熱意をもって説明せよ。

 

12.トイレはちゃんと設計できているか?
(導線、視線の処理、梁との関係 etc.)

 

13.いろんな人の身になって、空間を追体験しているか?

 

14.”なんとなく、気分で” 形を決めていないか?

 

15.その設計の何が”売り”なのかが図面から分かるか?

 

16.その設計の何が”売り”なのかを意識しているか?

 

17.自分が”売り”にしていることは、第三者にとって
どんな意味やメリットがあるのか?

 

18.具体的な物に即して設計しているか?

 

19.抽象的な「イメージ」と具体的な物がつながっているか?

 

20.自分の案に自信を持っているか?

 

21.自分の案を突き放して見ているか?

 

22.他人に見てもらうという意識で図面を描いているか?

 

23.形態の構成に論理性はあるか?

 

24.一般人が納得できるような説明が可能な設計に
なっているか?

 

25.図面のレイアウトに意図があるか?

 

26.立面図をおろそかにしていないか?

 

27.意図をもって断面図を描いているか?
(切断位置、開口部)

 

28.図面の中を本当に”歩いて、見て”いるか?

 

29.同じコンセプトから考えられる別の解答もイメージしているか?

 

30.独りよがりな案になっていないか?

 

31.誰のための建築なのかを真剣に考えたか?

 

32.空間・機能・構造が有機的にリンクしているか?

 

33.開口部(形、形式)を丁寧に考えているか?
立面と内部の関係は?

 

34.ありきたりな表現、ルーティンワークとしての
ドローイングで終わっていないか?

 

35.形態の採用根拠をクライアントに説明できるか?

 

36.抽象的なアイデアやイメージが、具体的な提案に
落とし込まれているか?

 

37.類似の建築の実例を徹底的に勉強したか?

 

38.設計した空間で起こるであろう出来事(良いことも
悪いことも)を具体的に想像しているか?

 

39.周辺との関係(スケール、人の流れ、雰囲気)について
具体的に考えたか?

 

40.自分の見せたいところが図面やパース、模型できちんと
表現できているか?

 

41.自分の説明したいところが図面やパース、模型できちんと
説明できているか?

 

42.空間のスケッチやパースの表現を大切にせよ。

 

43.”なんとなく出来てしまった”空間や形は有り得ない。

 

44.図面(設計)の隅々まで意識が行き届いているか?

 

45.構造と形態、構造と空間構成に整合性はあるか?

 

46.何のための、誰のための「コンセプト」なのか?
それが見た人に伝わるようになっているか?

 

47.形のための形、コンセプトのためのコンセプトは意味がない。

 

48.ハンディキャップのある人のことを真剣に考えたものに
なっているか?

 

49.空間に無駄は無いか?

 

50.管理者の裏動線(出入り、搬入等)は成立しているか?

 

51.「二方向避難」は確保できているか?

 

52.その建築は誰が使うのかを具体的にイメージしてるか?

 

53.使いやすい設計になっているか?

 

54.意図している出来事が成立するスペースになっているか?

 

55.その空間で過ごす人は、快適か?

 

56.利用者にとって「気持ちの良い場所」になっているか?

 

57.その設計、「言葉遊び」になっていないか?

 

58.本当に時間はないのか?
時間をマネージメントせよ。

 

59.敢て言うならば、学生の本分は勉学である。

 

60.ダイアグラムと設計図面は別物である。

 

61.悩むより描け。虎穴に入らずんば虎子を得ず。

 

62.草案は真剣勝負である。

 

63.プロの卵としての自覚を持て。

 

64.こじんまりとした枠に納まることなかれ。

 

65.出来ないのではなく、自分がやらないだけである。

 

66.そうなってしまったのではなく、自分がそうしたのである。

 

67.限られた時間の中で最大効果を考えよ。

 

68.人と同じことはするな。

 

69.自分の言葉、形、表現方法で語れ。

 

70.自分で自分にリミッターをかけるな。

 

71.何を表現した着彩なのかをよく考えよ。

 

72.図面における一本一本の線の意味をよく考えよ。

 

73.精神論だけでは人に伝わらない。冷静に戦略を考えよ。

 

74.採光は確保できているか?

 

75.開かれていることの真意を読み取る努力をせよ。

 

76.「問われていること」に対して、的確に答えよ。

 

77.何事も適当にやることからは得るものはない。

 

78.プロセスにおける努力が評価されるとすれば、
それはアウトプットでのみなされることを認識せよ。

 

79.アイデアとデザインは別物である。

 

80.自分が生み出そうとしている建築の価値は何なのか
をよく考えよ。

 

81.プレゼンテーションに時間をかけよ。

 

82.考えたことが図面や模型から伝わってくるかを
客観的に見よ。

 

83.言葉に頼らず、図面に語らせよ。

 

84.自分のアイデアやコンセプトが、世の中とどのように
関係しているのかをよく考えよ。

 

85.何事も表面的なことだけでなく、深く考えよ。

 

86.人をよく観察せよ。

 

87.人は決して自分が思っているように都合よくは動かない
ということを認識せよ。

 

88.人の行動原理、心理状態についてよく考えよ。

 

89.問題に気付くのも、それを解決するのも、
手を動かして具体的に考えることから始まる。

 

90.自分の好きな建築を研究せよ。

 

91.歴史を勉強せよ。

 

92.世の中をよく見よ。世の中の裏側を考えよ。

 

93.形態の構成原理を考えているか?

 

94.部分の壁の在り方(形、開閉)を大事にしているか?

 

95.雨の日、そこを使う人のことを考えた設計に
なっているか?

 

96.夏や冬の日、そこを使う人のことを考えた設計に
なっているか?

 

97.自己満足だけのものになっていないか?

 

98.閉じこもるな、議論せよ。人のことは良く分かるものである。

 

99.回りの出来ていないものを見て安心するな。
同じレベルに留まるな。

 

100.設計を楽しもう。